会社情報

代表プロフィール

プログラマ未経験者だった私がIT業界へ就職し、出向先の大手IT企業で仕事の仕方を身に付け、自社でホームページ制作に取り組む中で「売れるための仕組み作り」を学んだことや、趣味について語っています。

役職・名前

代表取締役 岡本 明(おかもと あきら)

資格

国家資格:ITパスポート(旧:初級システムアドミニストレータ)
WEB:ウェブ解析士マスター(2013年5月~2017年10月30日に退会)
団体:熊本商工会議所エキスパート専門家登録

略歴

2006年4月 株式会社システムシンキング 入社
2017年8月 おかもとウエブ解析士事務所 開業
2023年8月 旗印株式会社 設立

株式会社システムシンキングにプログラマとして入社

2006年4月、28歳のときにプログラマとしてシステムシンキングに入社しました。プログラム未経験であるにも関わらず雇ってくれたシステムシンキングには、今でも感謝しています。

システムシンキングは熊本にある創業30年を超える老舗企業です。ただ、自社での開発はあまり行わず、社員を他社企業へ出向させ業務に就かせる「出向」というサービスがメインでした。

熊本地場最大手IT企業へ出向

私も例に漏れず、地元の大手IT企業へ出向しました。言語はVB6とデータベースはOracle SQLで、業務内容は銀行のサブシステム構築・保守でした。プログラムも未経験な上に業務内容も理解できず、本当に右も左もわからない状態でググったり周りの人に聞いたりし、一日一日をビクビクしながら過ごしていました。

一つひとつ確実に終わらせる。

常に大型案件の制作に取り組んでいて、日々どこの案件かもわからないような保守対応に追われる。誰がどこの何をやっているのかわからないような状況下で、もちろん自分にも数えきれないほどの「修正案件」が降りかかってきます。よく管理されていないと言ってしまえばそれまでですが、おそらくそんな状況はこの出向先でなければ体験できなかったことだと思います。いくつも積み上がっている修正案。それを見るだけで慣れない人は心を病んでしまうかもしれません。たちの悪いことに優先順位も決められていない、余計にどれから手を付けてよいのかわからず路頭に迷ってしまいます。

こんな時はどうすればよいのか、それは「一つひとつ確実に終わらせる。」です。驚くほど単純なことですがこれしかありません。焦って、いくつかの案件をいっぺんに終わらせようなどと考えないことです。難易度の見極めができるのであれば、最初に難易度の低い物から終わらせる。一つ、修正案件が終わった段階で気持ちは落ちつきます。そうすると落ちついて難易度の高い案件にも臨めるようになり、どれだけ案件を積まれても動じず平常心でいられるようになります。

この「一つひとつ確実に終わらせる。」という考え方は、システムシンキングから同じく出向で来ていた上司からの教えでした。上司にとっては何気ない一言だったかもしれません。仕事だけでなく、こどものことや保育園のことなどで目の前に一気にタスクが積まれて目を回しそうになるときには、この言葉を思い出し今でも助けられています。飯干さん、本当にありがとうございます。

労働時間の限界へ

一年も経つころには業務や環境にもすっかりと慣れ、全国の銀行に出張で行かせてもらえるようになりました。プログラマとしてはまだまだ半人前だったのですが、「職場で明るいから」という理由で重苦しい雰囲気の漂う案件へと抜擢したと、後になって出向先の偉い方から教えていただきました。

出向社員がわざわざ出張する案件というのは、いわゆる『炎上案件』です。窓のないサーバールームで狭い折りたたみテーブルとパイプイスにぎゅうぎゅうに肩を寄せ合い、延々と終わりのない作業を続けます。プログラミング、テストケース作成、テスト実行、プログラム修正。単体レベルで終わったらプログラムを連結させ、最終的にはシステムテストまでを繰り返します。ですが、途中でころころと仕様が変わるため一から作り直してはテストの繰り返しでした。私たちは現場担当のSE(システムエンジニア)に不満が募る一方でした。

要件定義でヒアリングをしっかりと行い、合意形成を図らなければ後工程でこんなにも苦労してしまうということを身をもって痛感しました。どんな業務でも最初のヒアリングは本当に重要ですね。

ちなみにですが、その頃の私の一月の労働時間は400時間を超えることがザラで、6ヶ月間続けて400時間を超えたことがあります。午前9時から午後10時まで土日無しで31日間働き続ければ「達成」することができます。人間って意外と働き続けることができるんですね。

システムエンジニアの道へ

「未経験者」のプログラマだった私ですが、システムエンジニアまで任せてもらえるようにまでなりました。そして、出向者にはめずらしく顧客(銀行)に提出する「報告書」の作成までも経験させてもらいました。どれだけテストを行ってもシステムには障害が発生します。現場で発生するそのシステム障害を「現象・原因・対策」にまとめて、報告書を顧客へ提出するのです。

システム障害は、現場でオペレーターさんの操作中に発生します。現象がどういった条件で発生したのか、再現性はあるのかなどをオペレーターさんに事細かに電話でヒアリングします。導入しているシステムは大概、県外の銀行なのでもちろん現地確認はできません。社内のテスト環境でヒアリングした情報を元にデータを揃え現象を再現させます。オペレーターさんの仰るとおりの現象を再現することができたのなら、もはや解決したも同然です。現象を再現できた時点で原因が判明したようなものだからです。

システムエンジニアとして、システムをつくるよりもこうしてつくった後の方が学ぶことの方が多かったように感じます。それはやはりつくった後の方がお客様と関わりになる時間が長いからです。つくってからが初まりなのは、システムもホームページも同じなのだと思います。

システムシンキングでWEB制作事業のスタート

2011年になり、私は出向先からシステムシンキング本社に戻ることになりました。出向はその時々の景気の都合に左右されます。システム開発で案件が少なくなったのか2011年以降、社内に出向先からどんどんと社員が帰ってきました。社内での開発案件がないため、私たちはいわゆる穀潰しです。社内受託の依頼も少しはありましたがそれもすぐに途絶えてしまい、どうにかして仕事を生むしかありません。

そんな中、会社が経営に携わっていた洋菓子店向けに数名でホームページ制作を行なっていたのですが、社内開発の一環としてこのホームページ制作で事業部を立ち上げることになり、私もその一員として加わることになりました。ホームページ制作というと、デザインが綺麗ならいいんでしょ?看板代わりになればいいんでしょ??というイメージが先行していて、完全に舐めていました。

ホームページ制作という業務自体もはや参入障壁が低く『誰でもできる』というレベルにあるため競合も多く、後発であるシステムシンキングにホームページ制作を依頼する理由が無かったのです。素晴らしいデザインで作られたホームページはごまんとあります。すでに制作実績の多数ある企業や個人デザイナーはどれだけでも存在します。ただホームページを作るだけであれば、何の実績もない我々に依頼が来るはずもないのです。

そこで、私たちは「売れるホームページを作る」ことに重きを置くことにしました。デザイン会社では真似ができないような『ホームページ経由でその企業やお店の売り上げが上がるホームページを作る。』そうなれば我々に依頼をする理由ができると考えたのです。最も、本当の理由は会社が経営する洋菓子店の売り上げを上げるためだったのですが・・・。

ですが、この目的のお陰でホームページ制作事業部はしっかりとした方針ができ、様々なセミナーに参加したり、また逆にセミナーを開催したりして少しずつですが受注をするようになりました。

そんな中、私は自分の強みを確立できないかと模索していました。制作から運用までのプロセスを手探りで創り上げていく中で、他の人があまり気が進まないような工程がありました。それは運用です。ホームページ公開後、お客様へアクセス状況などを報告します。ホームページ制作というのは本当にやることが多く、少数精鋭で回すとなるとこの運用の部分も担わなければいけません。ここでまた必要な知識が出てきます。それは、Googleアナリティクスです。

数値や意味不明な単語が並び、どこを触ればいいのか全く分からないGoogleアナリティクス。しかし、私は最初から抵抗もなく、触れば触るほど興味が湧き、どんどんとのめり込むようになりました。そして、このGoogleアナリティクスを使った「アクセス解析」で何か資格がないかと探し、見つけたのが「ウェブ解析士協会」でした。結果として私は「ウェブ解析士マスター」まで取得しました。「アクセス解析」というホームページの改善しか視野に入れていなかった私を、顧客のビジネスそのものに立ち返ってデータを駆使しコンサルティングを行うという、メタ視点まで引き上げてくれたのは本当に大きな成長になりました。その後、資格保持のための活動が会社独立と共になかなかできなくなったため、更新を行わず退会させていただきました。

ウェブ解析士マスター取得後、やはり自分の力をもっと試してみたいという気持ちが強くなり、10年以上勤めたシステムシンキングを退職し、2017年8月に独立し、それから6年後の2023年8月に「旗印株式会社」として法人成りしました。

baigie(ベイジ)さんのノウハウ

ウェブ解析士マスターの資格と同じくらい、私が影響を受けたセミナーがあります。それは2017年10月に受講した『web制作におけるUXの実践』という、baigie の枌谷(そぎたに)さんが登壇されたセミナーです。私はこの日を境に baigie さんの発信する情報を追うようになります。その結果、『BtoBサイトを成功に導く180のチェックリスト』や『成功法則が詰まったBtoBサイトの標準ワイヤーフレーム』という baigie さんのノウハウを自社の制作でも大いに利用しています。

やはり弊社の規模だと制作数も少ないため、そう知見が貯まるわけではありません。そこで、日々、誰かの成功談や成功法則を学び参考にするのが最も効率的なやり方となります。弊社のお客様にも該当するノウハウは利用しています。baigie さんが仰るように、車輪の再発明をしなくてよいためありがたい限りです。

理念からつくりあげるホームページ制作

ブランディングという用語があります。ブランド化するといった意味です。ではブランドとは何でしょうか。ブランドもマーケティング同様に百家争鳴で、人によって説明が異なることが多いです。

もし、ブランディングのためにWEB広告やCMを打ちましょうといった営業を受けているのであれば、『ブランドとは??』という問いを投げかけてください。営業マンがきちんと説明できなければお断りした方がいいと思います。説明できないものをとても作りあげられるとは思えません。

私がブランドとは何なのかと考えるようになったきっかけをくださったのは、やはりお客様からのご依頼でした。自社のブランドを確立したい。引いてはブランディングをしていくにはどうすればよいかといった問いからでした。

調べていく中で出会った『Grow』という書籍には、ブランドを確立するためにはまず「理念」が必要であり、理念がなければその企業を愛することはできないと書かれていました。この内容に私は非常に納得しました。なぜなら、会社が続いていく中で理念が最も重要であると感じていたからです。

これまでお客様のホームページを作成する中で、素晴らしい企業は理念がしっかりしており、口コミでも有名でした。良い企業には良い理念があると感じていたからこそ、この書籍の「ブランディングには理念が重要である」という考え方に感銘を受けたのでした。

ホームページをつくる際、理念から依頼主さまと作りあげることで、しっかりとその企業のことを表現でき、ブレずに一貫性のあるものをつくりあげられるようになりました。お客様のご要望に応えることで成長することができました。本当にありがたいことです。

趣味

高校生の時にラグビー部だったということもあり筋トレが趣味です。その趣味も、2017年に再びやり始めるまでは全くなりを潜めていたことと、IT系の仕事に就いたということもあり、高校時代に比べれば細身のシルエットになっていました。

また筋トレをはじめたきっかけは、娘の通う保育園の親子遠足で、クラス対抗の腕相撲大会で負けてしまったからです。娘の前で負けてしまったことが悔しかった、そして以前はあったはずの筋肉が全く無くなってしまったことに対する悔しさから、翌日から筋トレを開始しました。

そして、長く時間はかかってしまったのですが、2023年の冬にリベンジを果たすことに成功しました。負けても挑み続け、トレーニング内容も試行錯誤し6年越しに勝つことができたのです。やはり何事もコツコツが大事ですね。特に筋トレは薄皮一枚いちまい重ねていくような作業です。飛び級はできません。日々の鍛錬と試行錯誤のみでしか強くなれません。負けた相手に勝つためにトレーニングを重ねた結果、フロントレバーなどもできるようになりました。何事も結果に拘り最後までやり抜くことの大切さは筋トレからも学ぶことができます。

筋トレと一言でいっても、重りを使った筋トレと、自重のみでやる筋トレがあります。そのやり方は同じ『筋トレ』といえど宗教のように考え方の違うものです。私はどちらかというと『自重トレーニング』が中心ですが、重りを使わないとできないトレーニングは重りも使っています。自重教のトレーニーからすれば、私は背教者なのです。

どうしてそのようなスタンスになってしまうのかというと、重りを使って胸を鍛えるためにベンチプレスをするとすぐに肘が痛くなってしまうのです。ベンチプレス以外でもそうです。また、重りや器具を使ったトレーニングとなると、よほどのことがない限りトレーニングジムに行くことになります。このトレーニングジムへの往復時間・着替える・シャワーを浴びるなどの付随する時間を考えるととても無駄なような気がしてしまうのです。

なので私はもっぱら事務所トレーニングが中心です。自重トレーニングであれば場所を選びません。何かソフトをインストールしている待ち時間、デロンギでコーヒーを入れる時間、動画をアップロードしている時間など待ち時間や隙間時間で筋トレをすることができます。10分あれば想像できないくらいに追い込むことができるのです。自重トレーニングでそこまで追い込むことができるのかと重り教の方は思われるかもしれませんが、EMOM(Every Minute On the Minute)という時間と回数を決めてセット数をこなすというこのやり方でやれば、十分に筋肥大させることができます。

事務所以外であれば、近くの小学校や庄口(しょうぐち)公園でトレーニングしています。時間が合えば一緒にトレーニングして下さる方をお待ちしています(笑)

その他の会社情報

メニュー 閉じる