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株式会社セールスエンジ

ホームページリニューアル

岡本 明

株式会社セールスエンジ
企業名 株式会社セールスエンジ
業界 建設・工事・土木/衛生設備工事
制作期間 2021年12月~2022年7月

熊本県荒尾市にある株式会社セールスエンジ様は、工場や大型施設に設置されている「冷却塔(クーリングタワー)」の専門企業です。「冷却塔」という言葉は、普通に生活していては耳馴染みがないかもしれません。また、その装置の専門企業と聞いても、業務内容を想像できる方は少ないでしょう。

私も様々な職業のお客様と接してきましたが、業務内容をヒアリングするだけでは理解できず、現場に同行させていただいて初めてその業務内容と重要性を理解することができました。セールスエンジ様のサービスは、日本製造業の稼働率を左右するほど重要な役割を果たしています。その業務の重要性に気づき、戦略的にサービスとして打ち出したにも関わらず、ホームページからの問い合わせは一向に増えなかったそうです。
そこで、ホームページリニューアルに至った経緯やリニューアル後の変化についてお話を伺いました。

聞き手:旗印株式会社 
代表取締役 岡本 明

ご利用サービスアクセス解析レポート報告ホームページリニューアル、ホームページ運用

セールスエンジ様のサービスについて

代表取締役 杉山 哲也さま

まずは改めてセールスエンジ様がご提供されているサービスのことを伺わせてください。

杉山:はい。うちはもともと工場の機械を販売していて、その中に冷却塔という機械があるんです。その冷却塔は機械を収めた後に水質管理が必要になる設備でして、現在はその水質管理や冷却塔のメンテナンスを専門的に行っています。

水質管理というのは、冷却塔の水質を定期的にチェックして、清掃や修理をしたり、必要な薬品を提案したりしています。最近では、そのような業務をサブスクリプション型で提供するようにもしています。「冷却塔のことなら全部お任せください!」というスタンスで、一貫したサービスを提供しています。

冷却塔の水質管理という非常にニッチな分野において、どのような営業方法で顧客を増やしていったのでしょうか。

杉山:そうですね、一番大事にしているのは「専門性」と「信頼性」です。冷却塔という設備自体、非常に専門的な知識が求められます。お客様の多くは、水質や設備のメンテナンスに関する知識が少ないため、私たちがその分野の「プロフェッショナル」であることを伝えることが重要なんです。

その伝えるための手段として、一つは、ブログやYouTubeなどを使って、具体的な作業内容や効果を発信することです。たとえば、冷却塔の清掃や点検の過程を動画で見せることで、「この会社はしっかりしている」と感じていただけます。お客様に売り込むようなことは行っておらず、選んでいただけるように情報発信を行ってきました。

ホームページリニューアルにいたった背景

セールスエンジさんに最初にご依頼いただいたのは「アクセス解析レポート報告」でした。その頃から確かにアクセス数はすごかったですね。そんな中でホームページリニューアルに踏み切ったのはなぜでしょうか。

杉山:以前のホームページはデザイン重視で、見た目は良かったんですが、肝心の問い合わせがほとんど来ませんでした。私たちが求めているのは「問い合わせ」です。それが達成できないと意味がない。だから、これじゃダメだと思い、リニューアルを決断しました。

ただ、リニューアルを依頼する業者を探す中で、また同じ事の繰り返しになるのでは無いか?という不安はありました。お金だけがなくなるならまだしも、制作に費やす時間のことも考えると億劫になり、どこにも依頼する気が起こりませんでした。

そんな時に熊本市にある『よろず支援センター』にホームページの相談の窓口があったので申し込んだところ、ホームページはアクセス解析を行って良い点や悪い点を明確にして改善していくのが重要と言われたんですね。よろず支援センターの方に熊本にはアクセス解析で岡本さんという方がいるとお聞きし、岡本さんへアクセス解析を依頼することにしました。

アクセス解析を実施してもらって、なぜ問題があるのか、なぜ問い合わせが来ないのかなどをレポートにまとめてもらい説明を受けました。

アクセス解析から分かる数値的な問題点ばかりで無く、事業内容を理解した上で問題点を指摘してくれたため、非常に腑に落ちしました。普通の制作会社だと事業まで理解しようとしないため、この人なら任せられるのかなと思いリニューアルを依頼することにしました。

ニッチながらもその事業の必要性は高いと思い、奇をてらわず事業内容がストレートに伝わるようなデザインを心がけリニューアルしました。反響はいかがでしょうか?

冷却塔の管理と清掃の様子

杉山:ホームページから問い合わせが確実に増えました。ただ、問い合わせの質をもっと上げていかなければならないのが今後の課題となっています。

また、かなり自社で更新できるように作っていただいたことで、私たちで簡単に内容を更新できるようになり、非常に助かっています。

たとえば、新しい写真に差し替えたり、ブログをアップしたりといったことが手軽にできます。何か変更したいときにすぐ反映できるのは大きな利点です。

ホームページをリニューアルするに当たり、理念から作り直させていただきましたが、改めて理念を策定してみていかがだったでしょうか?

杉山:理念を明確にすることで、社員全員が「自分たちが何を目指しているのか」を理解しやすくなりました。お客様への提案時など理念を伝えることで、「この会社はこんなことをやってくれるんだ」と理解が深まるようになりました。

採用に関しても、給与や休日も大事ですが、理念も大事な要素だと感じています。

積極的なSNSへの取り組み

採用といえば、社長ブログを拝見していて福利厚生にも力を入れているようにも見えました。なぜそこまで力を入れているんですか?

杉山:やはり今の時代、人手不足が深刻じゃないですか?だから、良い人材に来てもらうには、働きやすい環境を作るのが必要不可欠なんです。

そのために福利厚生を充実させることで社員の満足度を上げる、というのが基本ですね。社員が満足すると、お客さんへのサービスも良くなります。それがまた収益につながって、さらに福利厚生を良くできるという、良い循環が生まれるんですよ。

その循環が会社全体の活性化にもつながっていると思います。会社の力って、社員満足度から来ると思うんですよね。

ホームページだけでなく、SNSの活用も積極的に取り組まれていますね。続けられる秘訣や、SNSきっかけで生まれた効果などはあるのでしょうか?

杉山:最初はブログから始めこれはもう10年ほど続けています。その後、YouTubeやX(旧Twitter)、Instagramなどにも広げました。

SNSでの情報発信を続けられるコツはやっぱり、楽しむことですね。無理にやろうとすると続きません。それに、ブログは一度書けば資産になります。実際、10年前に書いたブログが今でも集客につながることがあります。これがブログの強みですね。

YouTubeでは冷却塔の清掃方法やメンテナンスの解説動画を投稿しています。手間をかけすぎず、定期的にアップすることを心がけています。これも「続ける」ことが大事で、1本撮るのに高額なコストをかけないように工夫しています。

YouTubeは反響が良く、動画を見て「こういうことをしている会社なんだ」と理解してもらえ問い合わせに繋がります。またそれだけでなく採用にもつながります。会社の雰囲気や取り組みが伝わるので、特に中小企業にはおすすめです。

XやInstagramでは、日常の業務や社員の様子を投稿しています。特にXは、社員全員でローテーションを組んで朝・昼・晩に投稿しています。この継続的な発信が、会社の認知度向上に役立っています。

今後の展望

セールスエンジさんの今後の展望などをお聞かせ下さい。

杉山:九州一円を営業エリアとして広げていきたいです。そのために、遠方の方にも届く情報発信を強化し、製造業全体に少しでも貢献していきたいと思っています。

株式会社セールスエンジ ,YouTube ,Instagram ,X(旧Twitter) ,TikTok

ホームページのお悩みは『ホームページリニューアルのプロ』にご相談ください。

旗印株式会社はホームページリニューアルで結果を出してきました。ホームページ経由でお問い合わせがなかなか来ないなど、お悩みがありましたらお気軽にご相談ください。

案件担当者

岡本明のx

岡本 明(おかもと あきら)

旗印株式会社の代表取締役です。2006年にプログラマとして就職し、2017 年に独立、 2023 年に法人化しました。ヒアリングにはじまりマーケティング戦略とそれを実施するためのご提案、施策実行のマネジメント、運用後のサポートを行っています。

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